IT就活の面接対策でしんどいのは、質問を知らないことより、自分の答えにずっと確信が持てないことかもしれません。
特に「あなたの強みは何ですか?」。私は、この質問だけは一生迷走していました。考えても考えても、急に全部が普通に見えてくるんですよね。
この記事では、私がIT就活の面接で実際に聞かれた質問を5つに整理します。完成された模範回答ではなく、何を準備すれば答えやすくなるのかを、大学生の目線でまとめました。
実際に聞かれたのは、学生時代に頑張ったこと、志望動機、強み、チーム・リーダー経験、どんなエンジニアになりたいかの5つです。
IT就活の面接で実際に聞かれた質問5選
- 学生時代に頑張ったこと
- 志望動機
- あなたの強み
- チームやリーダーとして行動した経験
- どんなエンジニアになりたいか
一見すると別々の質問ですが、面接官が確認したいことはつながっています。過去にどう行動したか、なぜこの会社を選ぶのか、その経験を入社後にどう生かすのか。つまり、過去・現在・未来の話が一本につながっているかを見られています。
1. 学生時代に頑張ったこと
いわゆるガクチカです。活動の大きさよりも、自分が何を考えてどう動いたかを説明できるかが重要です。大会優勝や大規模な開発のような、分かりやすい実績が必須ではありません。
答えを作るときは、次の4点を順番に置くと話が散らかりにくくなります。
- 状況:何に取り組んでいたか
- 課題:どこで困ったか
- 行動:自分が何を考え、何を変えたか
- 結果と学び:どう変化し、次に何を生かしたか
IT就活では、授業、アルバイト、サークル、個人開発など、どの経験でも材料になります。ただし、「頑張りました」で終わらず、自分の判断が見える部分まで掘る必要があります。
個人開発を使う場合は、機能の説明だけでなく、なぜ作ったか、何に詰まったか、どう直したかを話せるようにしておくと深掘りへ対応しやすくなります。
実際に私が歩行促進Webアプリを題材にした面接では、「最も工夫したところ」「一番大変だったところ」を聞かれ、GPS精度への対応を説明しました。面接官から「面白い」「やってみたい」と言ってもらえた会話の流れは、ソフトウェア系の新卒面接で伝えた3つにまとめています。
2. 志望動機
志望動機は、会社を褒める作文になりやすい質問です。「成長できそう」「理念に共感した」だけでは、ほかの会社にも当てはまってしまいます。
準備するときは、次の3つを分けて考えます。
- なぜIT業界・その職種なのか
- なぜその会社なのか
- 自分の経験とどこでつながるのか
企業サイトの言葉をそのまま使うより、説明会や面接で知った具体的な特徴と、自分が大切にしていることをつなげるほうが伝わります。
志望動機は、会社ごとに全部作り直す必要はありません。自分の軸は共通にして、「この会社だから言える部分」だけを調整すると、答えがぶれにくくなります。
3. あなたの強み
私が一番迷走した質問です。
強みを考えていると、「こんなの誰でもできる」「もっとエンジニアっぽいことを言うべきでは」と不安になります。でも、強みは珍しい能力の名前を競うものではありません。同じ行動を繰り返した事実があり、それを具体的に説明できるかが大切です。
強みが見つからないときの探し方
- 授業、開発、アルバイトで繰り返していた行動を書く
- 人から任されやすかったこと、頼まれやすかったことを思い出す
- トラブル時に自分が最初に取る行動を考える
- その行動が分かるエピソードを1つ選ぶ
- エンジニアの仕事でどう生かせるかを最後につなぐ
たとえば「継続力」と言うだけでは弱く見えますが、何をどれくらい続け、途中で何を変え、結果としてどうなったかまで話せれば、自分だけの説明になります。
回答は、次の型まで作っておくと考えやすくなります。
私の強みは○○です。△△の経験では、□□という課題に対して○○を生かし、具体的に〜しました。その結果〜になりました。入社後は、この強みを〜で生かしたいです。
大切なのは、格好いい言葉を先に決めることではありません。エピソードを見て、そこに何度も出てくる行動へ名前を付けるほうが自然です。
4. チーム・リーダー経験
「リーダーをしたことはありますか」「チームでどんな役割でしたか」といった形で聞かれます。ここでのリーダーは、肩書きがある人だけを意味しません。
進行を整理した、意見が出ないときに質問した、遅れている人を手伝った、認識のずれをまとめた。こうした行動も、チームへの関わり方を説明する材料になります。
準備するときは、次の点を整理します。
- チームの目的と人数
- 自分の役割
- 意見の違いや進行上の問題
- 自分が取った行動
- 結果と、次なら変えたいこと
成功した話だけでなく、うまくいかなかった部分をどう修正したかも伝えられます。チーム経験では、全部を自分一人の成果として話さず、ほかのメンバーとの関係が見える説明にすることが重要です。
5. どんなエンジニアになりたいか
これは将来像を聞く質問ですが、10年後まで完璧に決める必要はありません。新卒の時点で知らない仕事があるのは当然です。
答えるときは、次の3段階にすると現実味が出ます。
- 最初:基礎を身につけ、任された仕事を説明できる状態
- 数年後:どんな領域や役割へ広げたいか
- その先:誰にどんな価値を届けたいか
「フルスタックエンジニアになりたい」のような職種名だけで終わらず、なぜそう思うのか、今どんな行動をしているのかまでつなげると、自分の答えになります。
個人開発をしているなら、作ったもの、技術選定、改善した経験を将来像につなげやすくなります。IT就活で評価されるポートフォリオの作り方も参考にしてください。
回答を丸暗記しないための準備
文章を一字一句覚えると、質問の言い方が少し変わっただけで止まりやすくなります。覚えるのは文章ではなく、話す順番です。
- 最初の一文で結論を言う
- 根拠になる経験を1つ話す
- 自分の行動を具体的にする
- 結果と学びを伝える
- 入社後や次の行動へつなげる
まず20秒で結論だけ話し、次に1分でエピソードまで話す練習をすると、面接官の反応に合わせて長さを調整できます。
面接前に確認するチェックリスト
- 5つの質問へ、最初の一文だけでも答えられる
- ガクチカと強みに同じエピソードを使う場合、質問ごとに焦点を変えている
- 志望動機に、その会社だから言える内容が1つある
- チーム経験で、自分と他人の行動を区別している
- 将来像と、今取り組んでいることがつながっている
- 回答を暗記せず、要点だけをメモしている
まとめ:強みに迷走しても、面接は準備できる
IT就活の面接で実際に聞かれたのは、学生時代に頑張ったこと、志望動機、強み、チーム・リーダー経験、どんなエンジニアになりたいかの5つでした。
私は「強み」に一生迷走していました。それでも、経験を分解して、繰り返している行動を探せば、少しずつ説明は作れます。最初から自信満々の答えを用意する必要はありません。
面接で使える答えは、考えるだけで完成するものではなく、話して、聞かれて、直していくものです。まずは5問それぞれの最初の一文を書き、声に出すところから始めてみてください。
回答を丸暗記しようとして話しにくかった人は、ESを第三者に見てもらって自分の言葉へ直した体験も参考にしてください。面接練習やES添削を相談できる相手を探す場合は、IT新卒向け就活サービス6社比較で支援内容を比べられます。
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