ソフトウェア系の新卒面接で伝えた3つ|学習姿勢・説明力・人柄

ソフトウェア系の新卒面接で伝えた3つのポイントの記事画像 IT就活

ソフトウェア系の開発職を目指していると、「面接では技術力だけを見られるのかな」と不安になることがあります。僕も就活中は、強みがなかなか定まらず、何をどう伝えればいいのか迷走していました。

この記事では、各種アプリケーション開発や自社パッケージ開発に関わるソフトウェア系の選考を受け、内定を得た大学4年生の立場から、面接で実際に意識したことをまとめます。特定の会社の選考基準を断定する記事ではなく、僕自身の体験談です。

僕の就活状況

大学3年生の春に自己分析を始め、夏から説明会やインターンに参加しました。秋から面接を受け始め、大学3年生の2月に最初の内定をもらいました。参加した説明会は30社ほど、面接を受けた会社は10社です。

就活を始めた時期ごとの動きは、IT就活のスケジュールにも整理しています。これから動き始める人は、先に全体像をつかむと焦りにくくなります。

面接で意識した3つのこと

僕が最終的に意識したのは、学習を続けた経験、相手に伝わる説明、会話のしやすさの3つです。「これさえあれば必ず受かる」という意味ではありません。自分の経験を面接で伝えやすくするための軸として使いました。

1. 学習姿勢を具体的な行動で伝える

「学習意欲があります」と言うだけでは、自分でも少し弱いと感じていました。そこで、個人開発で何を作り、途中でどんな問題にぶつかり、どう改善したのかまで話すようにしました。

僕が題材にしたのは、歩くことを楽しくする位置情報ゲームです。地図上に3つのピンを置き、できた三角形の面積でランキングを競うWebアプリを、1人で約2週間かけて開発しました。

面接では、まず開発のきっかけから説明しました。

「ポケモンGOのように、外へ歩くことに意味をつけて、運動のきっかけを作りやすいゲームがあります。ただ、実際に遊ぶと立ち止まって操作する時間が長かったり、作品やキャラクターへの興味に楽しさが左右されたりする面もあると感じました。そこで、ゲームを進めることよりも、歩くこと自体を中心にしたアプリを作ろうと考えました」と伝えました。

歩行促進Webアプリ「大地を踏み締めて」のデモ画面。地図と陣地面積を表示
東京駅周辺の架空データで再現したデモ画面です。撮影時は位置情報やユーザー情報を外部へ送信していません。

ブラウザのGPSは誤差が大きく、そのままでは移動距離や陣地の形が不自然になります。そこで、復帰直後のGPS点を前回地点と直線で結ばない処理や、地図の表示範囲、ポリゴンの描画方法を調整しました。完成したあとには10人の友人に使ってもらい、意見をもとにランキングとセッション復帰機能も改善しました。

実装時は、ブラウザで位置情報を取得し、Google Maps JavaScript APIとTurf.jsで地図と図形を扱いました。陣地データはJSONでFlask APIへ送り、SQLiteへ保存し、サーバー側のShapelyで重複を除いて面積を集計しています。技術を選んだ理由は、大学生の個人開発で使った技術構成にまとめました。

歩行促進Webアプリの技術構成。ブラウザ、地図・図形処理、Flaskサーバー、SQLiteの流れを図解
開発当時の試作構成です。現在の公開運用を推奨する構成ではなく、専用ドメイン、認証、CORS制限、位置情報の最小化などの追加設計が必要です。

面接では、「最も工夫したところ」と「一番大変だったところ」を深掘りされました。僕が答えたのは、WebのGPS精度への対応です。乗り物ではなく歩いて遊んでほしかったため歩行判定を詰めつつ、GPSの誤差があっても違和感が出にくいように、描画方法や地図の表示範囲を工夫しました。

地図上で陣地を作るゲームだと説明すると、面接官から「面白い」「やってみたい」と言ってもらい、そこから話が弾みました。技術名を並べるだけでなく、なぜ作ったのか、どこで困り、遊ぶ人のためにどう直したのかまで話したことで、アプリのイメージが伝わりやすくなったのだと思います。

この経験なら、「勉強を頑張りました」よりも、課題を見つけて調べ、試し、他者の意見で直した流れを具体的に話せます。個人開発の説明方法は、個人開発をガクチカとして伝える方法で詳しくまとめています。

2. 分かりやすさは第三者に確認してもらう

最初はESを1人で書き、GPTに見てもらうだけでした。しかし、選考でうまく通らず、文章を覚えようとしても自分の中に残りませんでした。内容が自分の言葉になっておらず、論理の飛び方にも気づけていなかったのだと思います。

そこで、就職エージェントや友人に読んでもらいました。第三者から「結論が遅い」「この説明だけでは状況が分からない」と指摘してもらい、結論、理由、具体例の順に組み直しました。そのうえで自分の言い方に直すと、丸暗記しなくても話しやすくなりました。

添削後はESが通る手応えも明らかに変わりました。ただし、添削文をそのまま暗記するのではなく、最後に自分の言葉へ戻すことが大切でした。詳しい失敗と改善は、ESを1人で書いて失敗した体験にまとめています。

3. 正解を演じるより、会話として答える

僕は「強み」の答えに最後まで迷いました。立派な言葉を作ろうとすると、会社ごとに話がぶれ、深掘りされたときに詰まりやすくなりました。

面接では、完璧な人物像を演じるよりも、質問を聞いてから自分の経験を思い出し、相手に伝わる順番で答えることを意識しました。分からないことは無理に知っているふりをせず、今の理解と、今後学びたいことを分けて話しました。

よく準備したのは、学生時代に頑張ったこと、志望動機、強み、チームやリーダー経験、どんなエンジニアになりたいかです。IT就活で聞かれた面接質問も参考にしてください。

会社選びでは仕事内容と生活の両方を確認した

内定だけをゴールにすると、入社後に続けられない会社を選ぶ可能性があります。僕はバンドや音楽などの趣味も続けたかったので、仕事内容だけでなく、生活との両立も確認しました。

  • 基本給が25万円以上か
  • 年間休日が120日以上あるか
  • 直近5年の成長や、事業が属する市場に将来性があるか
  • 選考が何次まであるか
  • 要件定義など、上流の工程を経験できる可能性があるか

条件は会社ごとに一覧表へまとめ、面接相手として就職エージェントにも相談しました。比較軸を先に決めたことで、知名度や雰囲気だけで選びにくくなりました。詳しい確認方法は、新卒IT企業の比較表に整理しています。

面接前に用意したチェックリスト

  1. 経験を結論、理由、具体例の順で1分程度にまとめる
  2. 友人やエージェントに聞いてもらい、分かりにくい箇所を直す
  3. 添削された文章を、自分が普段使う言葉へ戻す
  4. 個人開発は技術名だけでなく、課題と改善の流れを話す
  5. 企業ごとの仕事内容と条件を一覧表で確認する

まとめ

ソフトウェア系の新卒面接で僕が意識したのは、学習を続けた事実を具体例で示すこと、第三者の目で説明を直すこと、暗記ではなく会話として答えることでした。

特に効果を感じたのは、添削後の文章を自分の言葉に戻す作業です。覚えやすくなり、追加質問にも答えやすくなりました。これから準備する人は、まず1つの回答を友人やエージェントに聞いてもらうところから始めると進めやすいと思います。

就活全体の進め方を整理したい人は、大学生向けIT就活ロードマップから順番に確認してください。

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